4059. 嶋崎yahoo記事

業務妨害に言及、青林堂にも踏み込んだ記事だった。

最近のツイッターでの断片的な呟きがまとめられた形になっている。

(前略)色付けは私がしました

不当懲戒請求の態様など

 弁護士を対象とする懲戒請求による攻撃は、佐々木弁護士や私に限らず多数の弁護士に対して行われています。

 中には、弁護士会に所属する会員全ての弁護士を対象に行われた懲戒請求もあり、これに対しては私の所属する神奈川県弁護士会では、懲戒請求としては受理しないことも明らかにしています

 とはいえ、私の様に、個人を特定し行われた懲戒請求については正式に受理され(1件1件、懲戒請求に番号が附され処理されています)、弁護士会としても多大な事務負担を被っています。

 これは、典型的な業務妨害行為といえるでしょう。

 誤解されている方も多いですが、弁護士会の活動費用については、国からの援助では無く会員弁護士が拠出する会費が原資です。弁護士会への業務妨害は、間接的には会費を支払っている全ての弁護士への経済的な負担を強いる行為でもあります。

私への大量懲戒請求の発端

 発端は、私と同じくYahoo!ニュース個人のオーサーであり、労働者側の立場の弁護士として活動する佐々木亮弁護士に対して行われた1000件超の懲戒請求です。

 その懲戒理由は、佐々木弁護士が弁護士会の出した「違法である朝鮮人学校補助金支給要求声明に賛同し、その活動を推進する行為は…二重の確信的犯罪行為である」というものでした。

 ですが、佐々木弁護士は、そもそもこの声明作成にも朝鮮学校の問題にも一切関与していません。

 にもかかわらず、佐々木弁護士が狙われたのは、労働弁護士として関わる争議が原因と推測されます。佐々木弁護士は、懲戒請求を呼びかけるサイト関連本などを出版している青林堂を相手にする労使紛争で、会社と対峙する労働組合の代理人になっています。これしか、佐々木弁護士へ大量に懲戒請求が行われた原因は考えられません。

 佐々木弁護士がTwitter上で、この大量の懲戒請求へ抗議するTweetを書いていました。

 これに呼応する形で私もTwitterでたった一度だけ「何で懲戒請求されてるのか、ほんと謎です。酷い話だ」とツイートしました。この唯一のTweetが、今度は私への懲戒請求の原因となり、「この件は共謀による脅迫罪として別途告発されている事案である。」とされ、958件の懲戒請求がなされました。

 私への懲戒請求が不当なのはもちろん、法的にも違法で損害賠償請求の対象となり得ることは、既に佐々木弁護士の記事にあるので、詳しくはコメントしません。

 Twitterなどでは、私に対し東京弁護士会が出した声明を上げて、私にも懲戒理由があると絡んでくる方が未だにいますが、全くもって意味不明です。私は神奈川県弁護士会所属で、東京弁護士会の会員ですらなく、声明に関与する機会などないのです。

 しかも、私自身、弁護士として、在日朝鮮人の皆さんの差別に対して主だった活動をしたことはありません。

 また、重要なのは、仮に私がそういった活動をしていたからといって、懲戒請求が許されるはずがないのは当然です。

 相手の思想や言論など表現行為が気に喰わねば、きちんと反論すれば良いのです(対抗言論)。思想や言論などの表現行為を、懲戒請求という攻撃によって封じ込めようとすることは、断じて許されません。

 なお、私と同様に北周士弁護士が反応し「保守派といいますかささき先生とは政治的意見を全く異にする弁護士ですが、今回のささき先生に対する根拠のない懲戒請求は本当にひどいというか頭おかしいと思いますし、ささき先生に生じている損害の賠償は当然に認められるべきだと考えています。」と発信しました。これに対しても、北弁護士に対して、960件(なお、懲戒請求者はほぼ、私と重複)の理不尽な懲戒請求がなされています。

懲戒請求へ毅然と法的措置をとることの意味

 私への懲戒請求を呼びかけるブログ上で、私は「テロリスト」であるとか「反日勢力」であるとされ、さらには懲戒請求のみならず「共謀による脅迫罪」だとして刑事告訴もされているようです。

 懲戒請求されることは、最終的には、私の活動の基礎となる弁護士資格自体を奪われる可能性もあり、弁護士にとっては大変不名誉なことです。

 弁護士など法曹界はとても狭い世界で業界内での評判もとても重要ですが、大量に懲戒請求をされていることで、「まぁ、大量に懲戒請求されるなんて、Twitterで乱暴なこと書いたんだろうね。よく知らんけど。」といった感想を持たれている(であろう)こと自体、私にとっては大変な不名誉です。何よりも現実に業務にも悪影響が及びます。

 実際にTwitterをやっていない方は、Twitter=乱暴な情報発信の場というイメージがあるのか(まぁ、それ自体私も否定しません)、私がTwitterでのやりとりを契機に懲戒請求されていること自体から、自己責任だねという感想を抱かれることは多いように感じます(さすがに口にする方はごく稀ですが、態度で分かる)。実際には、私は懲戒請求に対して法的措置を講じると対外的に発信した2018年5月以前、佐々木弁護士への大量懲戒請求に対して、1回しか発信していませんし、その中身も、攻撃的なものではありません(佐々木弁護士へ同情のメッセージを書いただけです)。

 私は、弁護士として、きちんと法的措置を講じて、自分に浴びせられた不名誉は取り除こうと思います。

 また、大量懲戒請求は、懲戒請求の制度を利用し、「刃向かうヤツは攻撃する」と威迫し弁護士の活動を萎縮させようとするものです。毅然とした法的措置をとらねば、さらにこれを助長させる可能性もあります。

 仮に毅然とした対応により攻撃されることを恐れて、意見表明自体が憚られるようになれば、言論空間が歪みますし、社会全体にとって好ましくありません。

 私が懲戒請求に対して法的措置を講じることで、結果として、こういった風潮を是正するのにお役に立てば嬉しいです。

https://news.yahoo.co.jp/byline/shimasakichikara/20181223-00108730/

懲戒請求制度を「お客様の声」の電凸とは、重みが 違うことを世間に知らしめなければならない。これは素人ではなく弁護士側に重ねての努力を求めたいです。答弁書を書く手間など1枚で済んだし、たとえ大量でもコピペで済むことだし、それで何ら「毀損されたもの」はないのだという主張に対して、きっちりと反論されている。私は「大人の対応」は弁護士懲戒制度そのものの在り方を歪めると思います。事実、橋下事件の際の対応によって歪んだ結果が余命事件に繋がった。本来使われるべき「非行」と、単なる「主義主張の違い」に対する恫喝を有耶無耶に一緒にしては制度が歪んでしまう。そこはキッチリと示すことは大切だと思います。