2891. ネット時代のオウム

言い訳にしかならないかもしれないが、今回のはネット時代のオウム真理教だと捉えて欲しい。

昨年、ずっと、北朝鮮が核実験とミサイル発射を繰り返し、米軍が北を攻撃するかもしれない、そうしたら朝鮮戦争が再開されるかもしれない、日本にノドンの報復が来るかもしれない、そんな終末期の雰囲気でした。青山氏レベルの人も、有事を警戒する発言をずっと繰り返していた。J-アラートも鳴った。地下鉄も止まった。

その空気感が拍車をかけました。

オウム真理教と余命真理教の違いは、出家の必要がないから誰でも手軽に入信できてしまったこと。

組織力があると、一見、わからないようにされてきたこと。

「超法規的措置」があると余命は匂わせてきました。「安倍首相の指揮権発動」「有事には裁判は開かれない」「愛国無罪」「安倍総理からGOが出た」「安倍さんと二人三脚」「安倍シナリオだからな」「自衛隊がお掃除する」

長期安定政権が余命のホラ話を安定化させました。

狭い空間(毎日ブログにアクセスし、そこだけに隠された真実があると聞かされる)に閉じこもって、マスコミの言うことは嘘ばかりと先鋭化して行った。

何を言っても「余命の言うことが真実で、広まると都合が悪いから、攻撃される」と耳を貸さない人たちになってしまった。

幸い、実行力がない主婦や老人が多かったため、銃撃に出るだの、サリンをまくだのにならなかった。せいぜいが、匿名でできる、外れても110番通報と同じだ罪にはならないと聞かされ、署名運動の気軽さでやった「外患誘致罪告発」と「弁護士懲戒請求」の「紙爆弾テロ」だったのです。

オウムでサリンの合成をしてた人たちは、難関大の大学院を出たような優秀な人がいた。なぜ、そんな人が騙されるんだろうと私は不思議だった。

今回の余命信者の中にも、おそらく、実社会で地位も財産もある人も混じってると思う。全員が在特会なら、まだ話は簡単だけど、そうじゃないところに大きな問題がある。

余命に引っかかった人の中にはオウムを見てて、自分は引っかからないと思っていたと言ってた人もいる。

今回は右のカルトだったが、左のカルトも同じ手法で作り得る。

私のブログの最初の頃の20ぐらいの記事は、カルトの見分け方、詐欺師のテクニック、サイコパスの存在を知らせようとしたもので、それらの存在を知ることで疑いを持つ目を養って欲しかった。(それだけで止まるはずが、ずっとリアルタイムに続けてしまって・・・)

私はできれば、自分は気づいて離れたと言う人に、どこで気づいたのか、語って欲しいです。

攻撃されるのが怖くて声をあげられないという人に、勇気を持って欲しいと思っています。

数が増えれば、一人は攻撃されにくくなる。もっとも風あたりの強い位置は私が務めるから。お願いします。

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