1929. 3枚のカード

習近平はまだカードを3枚も持っている。

https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20171204-00078859/

より引用

 これまで何度もコラムで書いてきたが、中国は北朝鮮の暴走を食い止めることができる独自の3枚のカードを持っている。

   1. 中朝軍事同盟の破棄

   2. 原油のパイプラインを遮断する全面的な断油

   3. 中朝国境の完全封鎖

の3つだ。

 トランプの言う通り、今こそまさに、そのカードを使うべき時ではないのか。中国はどういうつもりでいるのか。習近平の発言や外交部報道官の回答だけでは図り知ることができない詳細に関して、中国政府関係者を独自取材した。

 以下、「Q」は筆者の質問、「A」は中国政府関係者の回答で、( )内は、筆者の説明や解釈である。

 Q:核・ミサイル開発を中止しなければ、中朝軍事同盟を破棄するという威嚇は、北朝鮮に対して既に行っているのか?

 A:あんなものは既に存在しないに等しい。北朝鮮もきっと、そう思っているだろう。

 Q:それならなおさら、今こそ、北朝鮮に送っている原油のパイプラインを遮断すべきではないのか?

 A:そうしたら確かに北朝鮮は持たない。しかし同時に、「中国が遮断したのだ」ということが明確になるわけだから、北のミサイルは北京に向かってくるだろう。

 Q:中朝戦争になるということか?

 A:そうだ。だから中国は国連安保理決議による制裁にしか踏み切っていない。おまけに国連安保理決議は忠実に履行している。

 Q:いま習近平とトランプの仲は非常にいいのではないのか。もし北朝鮮が北京にミサイルを向けてくるというのなら、アメリカと連携しながら北をやっつけてしまうことができるのではないか?

 A:米中の連携はもちろん考えている。しかしアメリカには日本がいつも、くっついている。日米同盟があるじゃないか。米中が軍事的に連携すれば、日本とも連携したことになる。特に安倍政権は憲法を改正して軍国主義の道をまた歩もうとしている。中国がそんな日本と軍事的に連携するなどということが、あり得るとでも思っているのか?

 Q:あり得ないことは分かっている。だからこそ中国は10月末に韓国と「三不一限」の中韓合意文書を出して、日米韓連携に当たり韓国が日本と軍事同盟を結ばないように、韓国を日本から切り離そうとしているのではないのか?

(筆者注:三不一限とは11月26日付けコラム<韓国を操る中国――「三不一限」の要求>に書いたように「米国のミサイル防衛体制に加わらない。韓米日安保協力が三カ国軍事同盟に発展することはない。THAADの追加配備は検討しない。現有のTHAADシステムの使用に関しては、中国の戦略的安全性の利益を損なわないよう、制限を設ける」のこと。)

 A:韓国は日本とは距離を置けても、アメリカとは距離を置けない。その証拠にTHAADを韓国に配備し、結局、安全保障上、中国に不利益を与える状況から韓国は抜け出せないでいる。どんなに文在寅(韓国大統領)が訪中しようとも、米韓軍事同盟を放棄することはしないだろう。

 Q:韓国が中国の傘の下に入り、中国に守ってもらうという選択はあり得ないと思うが……。

 A:当然だ。北朝鮮は中国が韓国と国交を結んだだけで(1992年)、どれだけ中国を敵対視し始めたことか。米中が仲良くするだけでも「敵と通じ合っている」として中国を敵国扱いしている。韓国がアメリカから離れ中国と同盟を結んだら、中朝戦争はすぐに始まる。北朝鮮は実にやっかいな国だ。

 Q:では、中国はどうするつもりなのか?

 A:だから、「双暫停」しかない。中露の立場ははっきりしている。しかも、一刻も早く対話に持ち込まないと、中国はアメリカ全土をカバーする大陸間弾道ミサイル(ICBM)を完成させてしまい、核保有国になってしまう。日米は実に愚かだ。圧力や制裁などで北朝鮮が核・ミサイルを放棄するなどとでも考えているのだろうか?プーチンも言ったように、金正恩は草の根を食(は)んででも絶対に放棄しない。放棄するくらいなら自爆するだろう。安倍は金正恩の考え方を変えさせるなどと妄言を吐いているが、実態を知らな過ぎる。立場の弱い国は自国を守るために核を持つしかないんだ。かつての中国も同じこと。毛沢東が核を持つために何と言ったかは知っているだろう?

 Q:もちろん知っている。毛沢東は「たとえズボンを穿かなくても、核を持ってみせる」と言って、実際に1964年に核実験に成功した。あれは対アメリカでもあり、対ソ連でもあった。朝鮮戦争のときにマッカーサーが中国に原爆を落とすと言ったし、1960年代には既に中ソ対立があって、ソ連も核を持っていたから、自国を守るためには核を持つしかないと、毛沢東は言った。

 A:その通りだ。経済制裁を受けて孤立すれば、弱い国はどんなことがあっても核を持とうとする。だから、核・ミサイルを放棄させたいのなら、圧力と制裁は逆効果になる。それを安倍は知るべきだ。トランプも中国に北への原油供給を断てと言っているが、日本が第二次世界大戦を始めた理由の一つに、日本に対する石油の禁輸があることを日米自身が最も知っているはずだ。そのことを忘れたのではあるまい。それを考えれば、圧力と経済制裁は北朝鮮を益々挑発的な行動へと導き戦争の実現性を駆り立てていくだけだということを理解すべきだ。その間に北の核・ミサイル開発技術は急速に発展し、交渉の余地を失わせていく。

 Q:では今、北朝鮮にいる中国人留学生を帰国させ始めているが、それは戦争が始まると考えているからなのか?

 A:戦争が始まるか否かは、ひとえに米韓が合同軍事演習を辞めるか否かにかかっている。金正男がマレーシアで暗殺されたとき、実行犯を操っていた(マレーシアにいた)北朝鮮スパイを北に帰還させるために、北は北朝鮮にいたマレーシア政府関係者を人質とした。ひとたび人質に取られたら、どんなことが起きるか分からない。だから中国人の安全を守るために帰国に向けて動いている。

 Q:もし対話に入ったとき、それでも北が核・ミサイルの凍結を承諾しなかった場合、中国は断油を実行するか?

 A:その問いには答えられない。

 以上だ。

 最後の問いと答えこそが、全てを物語っているが、筆者もこれ以上は書けない。Q&Aは、延々と続いたが、ここまでにしておこう。

 (なお、中朝国境線の完全封鎖に関しては文字数の関係上、省略した。)

遠藤誉

(以上、引用)

米韓軍事合同演習(空軍版)は始まった。これで中国は北に攻め込まない「口実」が出来たと私は読む。

中国とソ連が育てた噛ませ犬、誰が簡単に殺すもんか。それが日本を利するとわかっていて、やるバカはないない。

そして、私はこれを奇貨とし憲法改正を考えるべき時にあると思う。

皆さんはどう読むだろうか? 余命さまにお伺いを立てて、そのまま拡散するのではなく自分で集めた情報で組み立てて考えるべき課題だろう。

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