1694. 軍事統制権

移管を一番望んでいたのは、余命チームと渡邊哲也氏の青林堂JAPANISMコンビだが、韓国にまたもや期待を裏切られた模様だ。炒飯の国の兄弟分だけあって、口だけは勇ましいが実際はヘタレるんだね。中韓スワップに続いて勉強になったよ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171031-00000076-san-kr

マティス米国防長官と宋永武(ソン・ヨンム)国防相が出席したSCMで韓国側が注目したのは、有事作戦統制権(指揮権)を米軍主導の米韓連合軍から韓国軍に移管する計画だった。移管される場合、米韓連合軍司令部に代わり「未来連合軍司令部」が創設される。また、有事に米軍が司令官を、韓国軍が副司令官を務める現行の体制は、米韓が逆になる。

今回この案の承認は保留となった。来年のSCMまでに「発展させることで合意」(共同声明)するにとどまった。作戦統制権の移管は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時、2012年4月で米韓が合意したが、李明博(イ・ミョンバク)政権で15年12月に延期、朴槿恵(パク・クネ)政権では無期限の再延期となった。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は任期中(22年まで)の早期移管を目指している。韓国では「次回SCMの来年10月までに計画が作成されれば、早期移管に向けた案が本格的に推進されるとみられる」(ハンギョレ紙)と楽観的な展望が少なくない。ただ、状況がそれを許さない。北朝鮮の核・ミサイルの脅威が過去最高の水準となる中、韓国軍に任せるのは時期尚早という意見もあり、米国側を中心に移管への慎重論は根強い。

(以上)

以下は第1503回 悪魔の契約 (2017/10/13配信の渡邊氏のメルマガより引用)

★韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官は12日、米軍から韓国軍への戦時の作戦
統制権の移管について、「時期と条件に合わせて迅速に移管する」と表明した。そして、
韓国国防部は12日、米軍から韓国軍への有事作戦統制権移管後に有事の合同作戦を指
揮する「合同軍司令部」の編成案を、27~28日に開かれる韓米の軍事委員会(MC
M)と安保協議(SCM)で承認する方針を示しました。

作戦統制権とは、軍事作戦における指揮権を指し、現在、韓国の戦時の統制権は『米
韓合同司令部』が保有しており、司令官は米国、副司令官が韓国という構成になってい
る。このため、必然的に司令権限を米国が保有している形になっている。しかし、戦時
作戦統制権を返還することになると、『米韓合同司令部』が廃止されることになるわけ
です。

これまでもこれは政治の道具に使われてきました。しかし、今回の違いは、韓国側は
それに代わる計画を策定していることにあります。『米韓合同司令部』が廃止された後、
韓国側は韓国の合同司令部を作るとしており、司令官は韓国で副指令は米国としている
わけです。常識的に言えば、米国軍が韓国軍の司令の下に置かれることはありません。

しかし、ここには大きなレトリックがあります。返還後に作られる『合同司令部』は
あくまでも韓国軍のものであり、米国が主導するものではないのです。つまり、韓国軍
の司令部に協力するという形で米国は、米国の情報将校を貸与するという形式をとれる
わけです。

ここに、韓国と米国の大きな認識の差があるのだと思います。韓国としては在韓米軍
を含め、これまで通りの条件で、米国軍を指揮下に置くことを夢見ているのでしょう。
米国としては、韓国からの陸軍の撤退の理由に使えるわけです。米国はこれまで、在韓
米軍を縮小し、首都ソウル周辺をはじめとした韓国内の基地をも縮小し続けてきました。
そして、釜山に集約してきたわけです。これで釜山への完全撤退の建前が揃うのです。

 ですから、これが合意に至る可能性は高いといえます。米国は北朝鮮への攻撃のため
の準備を整えています。ここで一番の問題になるのは、リスクにさらされる北朝鮮に近
い基地とその軍人及び家族であったわけです。軍事衝突が発生した場合、彼らが危機に
さらされる。ですから、釜山への引き上げは渡りに船であり、米国にとっては、空と海
からの攻撃をしやすくなるのです。

(以上)

ここまで言っておきながら、

28日には、「当然のことながら」としれっと、交渉決裂を予想していたかのようなTwitterを流しておられる。なかなかの手練だ。

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