1355. ベネズエラ危機

抜粋引用です。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)8月16日(水曜日)
通巻第5394号
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気がつけば40万人のチャイナタウンが出来ていた
ベネズエラ暴動で、数万人が既に逃亡、中国は鉄道建設を放棄へ

なにしろ中国開発銀行(CDB)一行だけでベネズエラに370億ドルを貸与した(ほかの中国の銀行を含めると、推計で450億ドル)。ベネズエラの債務は650億ドル。最大の債権者は中国、デフォルトをやらかすと最大の金融災禍が中国の金融界を襲うだろう。しかもデフォルトは時間の問題だ。

ベネズエラ政府は暴徒鎮圧のために、放水、催涙ガス装備の装甲車を中国から緊急に輸入したが、すでに暴動で40人以上が死んだあとだった。マドゥロ大統領は、強権発動に踏み切り、住民投票で強引に改憲に突き進み、思案維持のために独裁政治を敷いた。この非民主的な遣り方に米国は経済制裁強化で応じた。

連鎖は広がっている。すでにニカラグア運河は中国企業が着工し、突然、資金繰りが悪くなって工事は中断されている。

同様にベネズエラの二の舞をやらかすのはアルジェリアとアンゴラであると予測される。いずれも中国企業が食い入っている。とくにアンゴラには五万人の中国人移民のチャイナタウンがある。

(以上)

知りませんでした。チャイナボカンは何時きても可笑しくないと言われつつも、ずっとずっと集金兵の独裁体制の強化がすすんで安定化し、いつまでも統制経済は沈まず、70年寿命説も外れるのか?と思われました。しかし、海のシルクロード一路一帯に目を奪われている間に、地球の裏側からデフォルトの津波が来ているのかもしれません。

これでは中国は朝鮮半島でアメリカと戦争をする余裕はありませんね、下手すると人民元が紙くずになる。道理で北朝鮮を必死に絞めようとするわけです。

今回の制裁では、石炭の輸入(北朝鮮から見たら輸出)停止で、石油の輸出(北朝鮮から見たら輸入)停止はなく、効果はイマイチというところですが、スーパー301条発動の前段階としての調査も始まっているようなので、アメリカは本気で軍事ではなく経済・外交で解決を求めてきたようです。青山さんがいつも言うのですが、軍事で脅しつつ、テーブルの下で経済で攻めていく、これが外交だと。(言葉は違うと思うけど、そんな意味合い)

私は朝鮮半島再開を望んではいません。危機感は煽りつつも冷静に、この危機を日本のためにどう利用するか?と考えれば、「憲法9条改正、今しかない」でしょ。(ただし、財政規律条項と高等教育無償化を憲法に入れるのは間違いだと思う)日本も「外交」ができる普通の国になりたいです。

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