1329. 腹を括るは甘い

小坪先生が、北朝鮮のミサイルは防衛できないと解説している。

その解説は正しい。まったくもって正しい。

ただ、最後の締めくくりは間違っている。

腹を括る。その意味するところまで、きっちり説明すべきだ。

本当に北朝鮮が撃ってくる可能性があり、かつ、防衛できないと言うのならば、どんな土下座と言われようと何をしようと、カリアゲ君にミサイルを撃たせてはならないのだ。どんなに高値につこうとも、国民の命と財産を守るのが内閣の至上命題であるから。

安倍さんの腹の括り方は、おそらく、そういうことだ。

だから、トランプには北爆をさせないように、止めていると私は思う。

報復のために即座に彼らのミサイルが狙うのは、アメリカではない。日本だからだ。

もし、北爆あるいは朝鮮戦争再開を願っているのならば、それは日本にミサイルが北から絶対に飛んで来ないという甘い見通しを持っているという意味だ。

国民の安全に全責任を持っている最高指揮官は、そのような甘い見通しを持つことは許されない。もし、国民の何割かを犠牲にする、つまりあなたの子供を殺す覚悟を、腹を括ると表現するのだとしたら、それは小坪先生一人、安倍さん一人の命で釣り合うものではないのだ。

仮に、安倍さんがトランプを北爆するようにけしかけたとしよう。日本人は必ず、犠牲になる、そういう意味だ。北朝鮮が反撃する暇がないくらい、一瞬にして完膚なきまでに叩き潰せるというシミュレーションは出て来ない。なぜなら、あの国の支配層は身内で固められている。金王朝が転覆すれば、その後は地獄だと分かっている人間が周りを固めて守っている。70年もののスリーパーでも居れば別だが、つけ焼き刃のスパイは入り込む隙はない。国全体が硫黄島のようなものだと言えば、理解し易いだろうか?

私は今の緊張状態を、日本は利用すべきだと思っている。

きっちり議論し、ある程度の犠牲やむなしという結論に国民全体が達するのならば、北爆もありだろう。そんなことは不可能だと思うが。

その結論に至ることが出来なくても、国土を焼かれたら、潜水艦から絶対に報復するぞという脅しの必要性に一致が見られることを願っている。

だから、議論は必要だ。腹を括る=諦めるのは、まだ早いと私は思う。

日本人は変わるとなったら一瞬なのだ。明治維新の時にも発揮され、焼夷弾で焼かれた戦後に昨日までの敵にギブミーチョコレートと言った変わり身の早さが真骨頂なのだ。これまで九条教徒だった日本人も、一瞬にして憲法改正を可能とする可能性もある。私はこちらに賭けたい。

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