714. 第三のシナリオ続き

安倍さんにとって、この第三のシナリオ(核放棄と引き換えに北朝鮮と国交を結び、国として認め、援助する。北朝鮮と韓国の間に平和条約を結び、国境はあれども人の行き来を可能にする)が魅力的に映るであろうと私が思う点は最低でも4つある。

1つは、拉致被害者が解放される可能性がある

1つは、安倍さんの地元の支持者の中には在日の方も居られる。彼らは北朝鮮に家族を取られた人たちで、彼らの家族が戻ってくる可能性があり、彼らに対して顔が立つ。

1つは、半島が見かけ上は平和となる。彼のレガシーとしては十分だ。

1つは、北朝鮮の人権問題に介入できる、国連人権委員会に対して大きな顔が出来る。

実際にカリアゲ君が思い通りに動くとは限らないのに、こうやって夢として見させられると安倍さんとしては吸い寄せられるだろう。たとえ我々の税金がじゃぶじゃぶと、注ぎ込まれることになろうとも、日韓条約締結時に日本が韓国に支払った金は今の金額では2兆円。彼は北朝鮮に対して(というかアメリカに対して)その金額を日米首脳会談で保証してきた可能性は否定できない。

10億円と英霊の名誉が安いものなら、その2000倍でもたいしたことないと安倍さんなら決断するだろうと私は思っている。北方領土を取られたままでも経済援助の提案が出来る方なのだから。

メリットは特別永住者が戦争難民でなくなるので、自国にお帰りいただくことが出来るようになることだが、可能だろうか? そのための国籍確定だったのだろうか?

実際には5月になっても何も動かないまま、いつものように演習は終了し、北朝鮮の軍人も農業に励むのかもしれないけどね。少なくとも北朝鮮に核を残したまま在韓米軍撤退、半島放棄が有り得ないシナリオだということだけは、分かった。